『高畑さ‥ん、出来ましたよ‥‥?』
寝てるのか、全然起きる気配がない。
どうしよう‥?
でもご飯食べるって言ってたし‥‥。
『おーい‥‥、ご飯冷めちゃいますよ‥?』
しゃがんで高畑さんの体を揺さぶった。
「んー‥。」
むくっと起き上がって、テーブルに向かい椅子に座った。
私も高畑さんの前に座ると、モグモグとご飯を食べ始めた。
へぇー。
ちゃんとご飯食べるんだ。
「‥食べづらい。」
『えっ?!』
ご飯美味しくなかった?
口に合わなかったかな?
「あんま見られると食いにくい。」
『あ、すみません。』
そういうことか。
てっきり料理が駄目だったかと思った。
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