ドーナツの匂いが漂うキッチン


なかなか上手くてできた

幸運なことに卵を割ると黄身が双子になって出てきて

こんなところに運使いたくないなあ

なんて呟きそうになるも心の奥底で幸せが溢れる。


知ってた?


ドーナツを誰かに上げることは
大好きと伝える意になる


私は私がいちばん大好きで


あの早朝に見えたきみはきみでしかなかった。


きみはわるくない


言い聞かせドーナツを頬張る。