調香師になって
あなたに刺さる香りを纏って
わたしが好きだと錯覚させた

この香りが好きなだけと知りながらも
その儚い錯覚と
あなたが欲しい

永遠なんていらないから

その恋が消えるまでに
わたしに愛されるよろこびを
知ってくれたらいいのに

この胸が苦しいのは
儚い錯覚と
纏ったこの香りのせいね

その錯覚と纏った香りが消えるころ
この苦しさは消えて
あなたがいない寂しさがはじまる

その寂しさに備える方法がわからないから

恋が消えるまでに
わたしに愛されるよろこびを
知ってくれたらいいのに

寂しさに備える方法がわからないから

その恋が消えるまでに
わたしに愛されるよろこびを
知ってくれたらいいのに