「だって女の子は男よりも
たくさん出かける準備があるでしょ?
なのに紫乃に早起きしてもらって
朝食作らせるとか、無理。」
へっ!? あの、イケメンすぎませんか...?
「...イケメンすぎるよ、はるくん... 。」
あ、声に出てしまった...っ。
「ふは、嬉し。紫乃だけだよ。甘やかしたくなるのは。」
あぁ、だめだ。
朝からそんな甘いセリフと、甘い笑顔はだめ。
軽く溶けそうになるよ。
「...っ!夕食は私が作るから!」
「ありがとう。楽しみ。」
微笑むはるくんに、朝から甘すぎる!って
心のなかで叫んだ。