ある日の帰り道

突如として私の世界から〝色が無くなった〟。



この日は私の世界から光が消えた気だった…




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「行ってきます。」


私は家から出て、歩き慣れた道を歩き始める。



今日の天気はうーん。やっぱわかんないなぁ。



私は歩きながらスマホを取りだして、天気を確認した。


ふとスマホの時計を見ると
電車の出発時間ギリギリだった。


「やばい。遅刻しちゃう!」


私は走って電車ホームまで行き電車に駆け込む。



はぁはぁ、間に合ったー。


電車のドアに寄りかかり、目を瞑る。


今日はいつもより騒がしいなぁ。まぁ、しょうがないか。今日から学校だもんね。


周りを見渡すと、制服を着た高校生たちが喋ったり、静かに音楽を聴いたりしていた。


中には私と同じ制服を着た人達もおり、私を見て何か話していたが、目が合うとサッと目線をそらし、別の話題を話し始める。


はぁ、そんなコソコソしなくても、別に反論なんかしない。


言ったところで無駄だとわかっているからだ。


あ、そろそろね。


私は、電車をおり学校へ歩き始める。


学校に近づくにつれ、人が多くなるので私は邪魔にならないよう静かについて行く。