「じ、実は私も―――好きだったよ」



こんなに幸せなことがあっていいのだろうか。

暑いのに、どこか涼しい夏の日。



「「付き合ってください」」



2人揃ってそういった。


まるで、花火が灯してくれたかのように結ばれた、私たちの恋。

ふふっと微笑んでから、私たちはまた口付けを交わした。