――バーン――

――バンバンバン――



次々に夜空に浮かんでいく光の花を見ていると、廉は私の手を握って、花火の見えない西側へ連れていった。



「れ、廉?花火なら、東側だよ?」




「好きだ」



っえ?

廉が私のことを好き?

う、嘘⋯⋯