その夜、俺は夢を見た

平安時代…?ぐらいで多分、縁側に座っていたらこちらに誰かが歩いてくるのが分かった

そして、それは宝によく似ていた
何を言っているのかは分からなかったけどよく笑っていてそれが俺は無性に嬉しかった。

『今度はずっと共に過ごしたい』

そう言って目覚めた俺は泣いていた

訳もわからず目を擦って支度を始めた

だいぶクラスにも馴染んでまだ7月後半だというのに猛暑
夏休みが始まる


「宝ー!!こっち!」

「なんで俺と水族館行くんだよ」

「お前クラスに水族館行くようなやつらいっぱいいるだろ」

「んーなんかお前がいいんだよ、行くぞ!」