1.
シェリーちゃんは、ようちえんでこわいせんせいにまいにちぶたれていました。
シェリーちゃんの村のとなりには、もりがありました。
「おかあさん、ようちえんにいってきます」
「まっすぐかえるるんですよ。もりにひとりではってはだめですよ、あぶないですからね」おかあさんはいいました。
2.
シェリーちゃんは、ようちえんにいきたくなかったので、よくひとりでもりにはいっていきました。
もりはくらくて、しずかで、きもちがよかったです。シェリーちゃんは、そこでおひるねをはじめてしまいました。
3.
シェリーちゃんがいいにおいがするので、むかでや、かえるや、うじむしや、きたないねずみたちがやってきて、シェリーちゃんのからだにのったり、かんだりしました。
おかあさんがかばんにいれてくれた、きゃらめるも、りんごも、うじむしにたべられてしまいました。
うーん、よくねた。なんだかからだがかゆいなぁ。
4.
シェリーちゃんは、みずうみにいってみました。はるなのにみずがこおっているところがあって、ふかいきりでみずうみはおおわれていました。
シェリーちゃんがみずうみにじぶんのすがたをうつすと、きれいなまっしろのめがみさまがいました
「あなたはだれ?」シェリーちゃんはいいました
「わたしは しのめがみよ。あなたのたいせつないぬさんもわたしがいのちをうばったの」
シェリーちゃんはめがみさまの目をじっとみて、ふしぎなきもちになりました。
5.
「あおーん、あおーん」するとどこからともなく、おおかみさんの鳴き声がきこえました。
「あおーん、あおーん」
シェリーちゃんはたのしくなってまねをして、たのしいのでうたもうたいはじめました。
5.
「おまえいいおべべをきているな」おおかみさんがやってきていいました
「かあさまが買ってくれたの!」シェリーちゃんはいいました。
「おれとたのしいことをしようよ」
シェリーちゃんはようちえんであそんでくれるひとがいなかったので、にこりとうなずきました。
6.
が ぶ り !
そのときおおかみさんが
シェリーちゃんのワンピースのすそを
たべてしまいました。
かぶり! がぶり! がぶり!
シェリーちゃんは、はだぎだけのすがたに
なってしまいました
シェリーちゃんは、なきながらはしってにげかえりました。
8.
「森へいってはいけないといったでしょう?」おかあさんはとてもおこりました。
「おかあさん、わたしようちえんで……」シェリーちゃんはようちえんのことをおかあさんにはなしました。
「そうだったの、きょうからもうようちえんはいかなくていいわよ。おひさまのあたるお庭であそんでなさい」おかあさんはいいました。
9.
シェリーちゃんは、おひさまのあたるお庭でうたってみました。おひさまはあつくて、くらいもりがすきなシェリーちゃんはきもちがわるいとおもいました。でも、おにわにむかでがでたときは、おかあさんにいって、あっちへやってもらいました。
10.
「あついならこの木をうえるといい」おとうさんはそういって、さくらのきをおにわにうえました。むぎわらぼうしもかぶせてくれました。さいしょはちいさいきでしたが、シェリーちゃんがおとなになることには、おおきなさくらのきになって、こかげではるのピクニックができるようになりました。おともだちもたくさんできて、おとなのシェリーちゃんは、お庭のピクニックで、みんなにやさしいまなざしでみまもられながら、きもちよくうたいました。
シェリーちゃんはしぬときにめがみさまにまたあうまでもうもりへはいきませんでした。
シェリーちゃんは、ようちえんでこわいせんせいにまいにちぶたれていました。
シェリーちゃんの村のとなりには、もりがありました。
「おかあさん、ようちえんにいってきます」
「まっすぐかえるるんですよ。もりにひとりではってはだめですよ、あぶないですからね」おかあさんはいいました。
2.
シェリーちゃんは、ようちえんにいきたくなかったので、よくひとりでもりにはいっていきました。
もりはくらくて、しずかで、きもちがよかったです。シェリーちゃんは、そこでおひるねをはじめてしまいました。
3.
シェリーちゃんがいいにおいがするので、むかでや、かえるや、うじむしや、きたないねずみたちがやってきて、シェリーちゃんのからだにのったり、かんだりしました。
おかあさんがかばんにいれてくれた、きゃらめるも、りんごも、うじむしにたべられてしまいました。
うーん、よくねた。なんだかからだがかゆいなぁ。
4.
シェリーちゃんは、みずうみにいってみました。はるなのにみずがこおっているところがあって、ふかいきりでみずうみはおおわれていました。
シェリーちゃんがみずうみにじぶんのすがたをうつすと、きれいなまっしろのめがみさまがいました
「あなたはだれ?」シェリーちゃんはいいました
「わたしは しのめがみよ。あなたのたいせつないぬさんもわたしがいのちをうばったの」
シェリーちゃんはめがみさまの目をじっとみて、ふしぎなきもちになりました。
5.
「あおーん、あおーん」するとどこからともなく、おおかみさんの鳴き声がきこえました。
「あおーん、あおーん」
シェリーちゃんはたのしくなってまねをして、たのしいのでうたもうたいはじめました。
5.
「おまえいいおべべをきているな」おおかみさんがやってきていいました
「かあさまが買ってくれたの!」シェリーちゃんはいいました。
「おれとたのしいことをしようよ」
シェリーちゃんはようちえんであそんでくれるひとがいなかったので、にこりとうなずきました。
6.
が ぶ り !
そのときおおかみさんが
シェリーちゃんのワンピースのすそを
たべてしまいました。
かぶり! がぶり! がぶり!
シェリーちゃんは、はだぎだけのすがたに
なってしまいました
シェリーちゃんは、なきながらはしってにげかえりました。
8.
「森へいってはいけないといったでしょう?」おかあさんはとてもおこりました。
「おかあさん、わたしようちえんで……」シェリーちゃんはようちえんのことをおかあさんにはなしました。
「そうだったの、きょうからもうようちえんはいかなくていいわよ。おひさまのあたるお庭であそんでなさい」おかあさんはいいました。
9.
シェリーちゃんは、おひさまのあたるお庭でうたってみました。おひさまはあつくて、くらいもりがすきなシェリーちゃんはきもちがわるいとおもいました。でも、おにわにむかでがでたときは、おかあさんにいって、あっちへやってもらいました。
10.
「あついならこの木をうえるといい」おとうさんはそういって、さくらのきをおにわにうえました。むぎわらぼうしもかぶせてくれました。さいしょはちいさいきでしたが、シェリーちゃんがおとなになることには、おおきなさくらのきになって、こかげではるのピクニックができるようになりました。おともだちもたくさんできて、おとなのシェリーちゃんは、お庭のピクニックで、みんなにやさしいまなざしでみまもられながら、きもちよくうたいました。
シェリーちゃんはしぬときにめがみさまにまたあうまでもうもりへはいきませんでした。