いつも通りふざける男子に悪口に花を咲かせる女子。
正直くだらない、
(今の生活に満足していると言えば嘘になってしまうなあ)
そんな考え事をしながら頬杖をついているといつも通り私の席には幼稚園からの幼馴染で親友の愛(うい)が来た。
中学3年最後のクラス替えは愛意外の仲のいい子は全くいない軽く話す程度の子ばかりだった
名前のとおり愛らしいその姿は当たり前のように男子からの気持ち悪い視線を浴びていた
『ねえ優くん好きなの?』
「え、論外w」
優しいけど私だけが知っている彼女は意外と少し毒舌で恋愛事には全く興味がない。
「あっ愛ちゃん!一緒に行こー」
「うん!憂また後でね!」
…そう、私だけが知っていればいい

「…だから私はもーみんの国に行きたいんだあ」
愛の不思議ちゃん?はいつも同じキャラクターの話しばかりでそのキャラを食べるとかその国に行くとかしつこくてつい『その話し前もしたしもういいよ』と否定してしまって後悔する、傷つけたかもしれない

愛は私がやめてと言ってもやめてくれず笑っているしこの前は私の話しを全部無視して何してるのかと思ったら急に殴られて愛は私よりずっと体が大きいし力も強いそれに比べて私は人より小さいし力も弱いから痛くて『痛かった、しばらく痛い』と言っても「ごめんごめんwwー」とへらへらしているのは気に食わない。

でも愛が好きだからしばらくしたら許す
それに私は独りになるのは嫌だ
私はわがままだから愛を傷つけて離れていってしまうんじゃないかと不安になって自分が愛されているのかわからなくなる

帰宅部の私は学校が終わると家に直行
かといって家が好きなわけでもないし学校も好きじゃない
『ただいま』
帰宅後すぐにその日あったことを話す
うちは母と妹と私の3人で母は忙しいから少しでも笑っていてほしいし学校の話をすると笑ってくれるから
『今日は、愛が…』
「また?そういやって前みたいに依存してきてるんでしょ、友達がその子しかいないから」
でも母は最近、愛の話しを聞きたがらない
他のクラスに友達はいるし遊んだりもするのにクラスには愛意外とあまり話さないから愛の話になるのはあたりまえだと思う
「しょうもない話ししてこないであんたが面白くても私は面白くない」
愛意外のことなんて学校におもしろいことはないから話すこともないし母に関係ない話しはしたらダメならどの話しもできない。
そのくせ「今日は何があったの?」と聞いてくる
『わかった』
望まれている言葉はを言えれば私が苦しまないからいつからか私は本音は言わなくなった。
自分が愛されているのか不安になる