「え、雨宮さんっ?!鼻血出てるけど大丈夫っ?!」




モブキャラに叫ばれて、そっと鼻に手を持っていくと、見事に鼻血を垂らしている自分に呆れる。がこれは正しい反応だとも思う。





だって毎日妄想していた蓮水さんを、こんな至近距離で拝める日が来るなんてっしかも蓮水さんの生ブラウス、、そしてさっきからチラチラ見える、蓮水さんのタンクトップ姿、、




……これは鼻血くらい出て当然でしょっ!!



「まぁ、唯斗はちょっとやり過ぎたね。お詫びとして雨宮さんにファンサービスでもしてやれば?生徒会室貸してやるから、雨宮さん・・・唯斗のこと一時間レンタルしてあげるから、コイツに好きなことしてもらいなっ!これ交換条件ってことで・・・俺と唯斗が仲良いって事も、さっき言った話の内容も全部今ここで忘れてね?」




生徒会長様はなんとも夢のようなことを提案してくれた。




「もちろん他言したことが分かれば・・・僕は容赦なく君のことを"処分"するからね?」




──…こ、こわいっ!!

フルフルっと何度も首を縦に振って頷いた。