「ップ・・・ハハッ何それっ!限界オタクって何っ・・・オタクにも種類あるの?てか唯斗のオタクってどういうことっ?こいつただの一般人だけど?いや、ウケるわ〜・・・雨宮さん最高。」
爆笑している生徒会長を他所に、蓮水さんは私からそっと目をそらすと、気まずそうに私から一歩離れる。
そして、無言で自分の着ていたブラウスを脱ぐと、それを私にそっと掛けてくれた。
そのブラウスからは私の大好きなあの香水の匂いがして、これは妄想の中の世界なのかと分からなくなった。
「───悪かった」
蓮水さんはそう言って、申し訳なさそうな表情で私を見つめる。
──…ヤ、ヤバいヤバいヤバい
その顔はヤバいです。破壊力ありすぎます。反則です。