ついに来てしまったこの瞬間

夏祭りの日。

浴衣をしっかり着た!
オケ。バッチリ!
髪も巻いたんだ。
眼鏡も今日はしていない。

ブス。

そう言われないといいな
でもこれで行きたい。
今日は気持ちの蓋を開けた。
思いっきり楽しもう!

祐嶋くんといつ偽の彼女を解除されるかわかんないんだ。

好きだからこそ。このままの関係がいいな。

到着した。

携帯電話確認!

ルーインを睨む。
※ルーインとは、れんらくアプリだよ!
<今どこにいる?>
<えっとかき氷のところ>
<今行く!>
えっ来てくれるの

嬉しい

案外早く来てくれた。

「おはよう!」
「...かわ///」
「どうした?
浴衣似合わないよね。ごめん」
「似合ってるよ!//」
「えっ祐嶋くんありがとう///」
やばい。めっちゃ嬉しい。
絶対顔真っ赤だよ~///
「ねえ花火ちゃん。そろそろ下の名前で呼んでよ。」
えっ
「じゃあ龍斗くん?」
「これからよろしくね!」
「うんわかった。龍斗くん!」
今龍斗くんが一瞬顔が赤くなった気がするのは気のせいかな?
まあいっか。