時折見せる子供っぽさに、
文乃は、微笑ましくなる。

洗い物が終わり、
そして料理教室の時間も終わった。
「じゃあ、またな!」と古谷くん。
それに続いて月影くんは軽く一礼し、
城下くんは手をひらひら振った。

私も、帰ろうかな、
と荷物をまとめている最中に、
スマホの通知が鳴った。

[今日、これから空いてます?]
古谷くんからだった。