「次は、ご褒美もらえるように、
俺の言うこと聞けよ?」

「は、はい…」

(次もこんなふうにされたら、
ドキドキして死んじゃうよ…)
と文乃は思った。

「それじゃ、またな」

城下くんは笑顔で、手を振った。