「抜け駆けは禁止だよ」と城下くん。 「ぬ、ぬけがけ?!」 と私はもう訳がわかりません。 「こんな素敵な松下さんだもん、 欲しくなるのはわかるけど」 と独り言のように言う城下くん。 ちょっとちょっと、待って。 一旦落ち着かせて。 やっぱりこれは夢では?!と焦るわたし。