城下くんが、
「おい!俺がやるところだったのに」
と慌てて右手の袖をくるくると捲った。

両手に花ってこのことでしょうか、
2人のイケメン男子に
わたしは何をさせているのでしょうか。

「あ、あの、お二人共、
あ、ありがとうございます」

いやいや、大丈夫と、2人は笑った。
洗い物を終え、
また顔が赤くなっているのを感じながら、
テーブルへ向かった。