「あ、あの…」

「ごめんね。空気悪くしちゃって。ふみのんは
何も悪くないよ、ただ、俺の問題だから」

これ以上踏み込んでくるな、という圧を
感じて、文乃は黙り込む。

最悪な雰囲気のまま、
2人は店をあとにした。