すると、城下くんが
「まじか!これ俺大好きなバラードだよ
ふみのんも好きなんだね」
と言うので、文乃は嬉しくなった。

曲がはじまった。
歌い始めると、城下くんがいることを
忘れて、夢中になって歌った。

曲が終わり、城下くんの方をみると、
静かに涙を流している。

「え!?城下くん?!」
文乃はびっくりして、
「どうしたんですか?」と
聞く。