「今日もまぶしすぎるよ、先生。イケメンが大爆発で大渋滞してるもん」
「英語の補習プリントの提出、今日までだからな」
「困っちゃう。いろんな意味でわたし困っちゃう」
「間に合わなかったら休日登校させるぞ。それはおまえも部活面でも困るだろ」
うわあ、すっごいスルー。
まあ、いつものことなので先生も慣れたものって感じだよねえ。
「補習?ニーナそんなの渡されてたっけ?テストそんな悪かったの?」
「一昨日の放課後、俺から直に渡したんだ。小テスト19点はありえないだろ。それと浅村はアドバイスならしていいが、答えは教えるなよ」
「はーい。でもイッチー、今回の小テストわりと難しかったですって」
「あえて難しくしてある。この学校の生徒ならそれなりにと、俺も上から言われてんだよ」
テンポ感すさまじいんだよね…。
唯ちゃんと先生の会話って。
空を横切る小鳥を数えているあいだにもめちゃくちゃ進んでたりする。
余談ですがこのふたり、なんとなく雰囲気が似ているような気もするのだ。