まあそんなことはどうでもよく、席に座ったとき

マイクがONになった。

私以外
流れてくる、華麗な大きい声に驚き、圧倒されている

「こんにちは!特待生、貴族の皆さん！
私は、理事長の稲垣　直也です!」

周りからヒソヒソ声が聞こえる...
私って地獄耳　？

<この人って...!?>
<四大貴族の一家「稲垣」家じゃん!?>
<息子さんも来てるんだって!>
<お近づきになりたいわ～>

わぁお。みんな、
お近づきになりたくて必死なのねえ（腹黒笑)
まあ、花崎家の一人娘は姿を見せないけどね
(腹黒笑）
ばかみたいね★←性格わっる★

あ、理事長また喋り始めた。

「今から入学式を始めます！」

「まず、今日350人の生徒が集まってくれたこと感謝する！」
わあ謙虚な事。
私には到底できない芸当ね!
(他人に感謝すること）

このあと色々な話をする理事長。
莉緒以外はほぼ全員美しい声に聞き惚れていた。

そして最後の話。

全ての話は興味がない莉緒だったけど...