めると蓮は夏祭り会場を歩いた。
 「あ」
 と、める。「綿菓子」と書かれた屋台があった。
 「綿菓子買おう」
 と、める。
 「うん」
 と、蓮。
 「今度は僕が払うよ」
 と、蓮。
 「え、金魚もっらたしい、そもそも私が食べたいし」
 と、める。
 「あ、そう」
 と、蓮。
 「じゃあ、金魚持つよ」
 と、蓮はつづけた。蓮はバッグを左肩にかけていた。
 めるは金魚の入った袋を蓮に渡した。蓮は金魚の入った袋を受け取った。そのとき、めるは蓮と手を触れあった。蓮は金魚を左に持った。めるは屋台へと入った。
 「いらっしゃい」
 と、お姉さん。
 「綿菓子二つ」
 と、める。
 「はい、600円ね」
 と、お姉さん。めるは財布を出し、千円出した。
 「はい、千円ね」
 と、お姉さん。
 「はいお釣り、400円」
 めるはお釣りをもらった。
 お姉さんが綿菓子機で綿菓子を作り出した。棒に綿あめを巻き付けていく。綿菓子ができる。
 「はい」
 と、お姉さんが綿菓子を渡してきた。
 「ありがとう」
 めるは綿菓子を蓮に渡した。蓮は綿菓子を受け取った。
 「ありがとう」
 と、蓮。
 お姉さんが棒を綿菓子機にいれ、綿あめを巻き付けた。