日がとても強かった。とても暑かった。めると蓮は砂浜にたっていた。二人のほか誰もいなかった。めるはビーチサンダルを脱いだ。
 「あつい」とめる。
 蓮もビーチサンダルを脱いだ。
 「ほんとだ。あつい」
 めるは、海へ入った。海はお湯みたいだった。
 「わあ、海水がゆだってる」
 と、める。
 蓮も海へ入った。
 「ほんとだあ」
 と、蓮。
 「もっと深いとこ行こう」
 と、蓮。
 「うん」
 と、める。蓮は前を進んでいく。
 めるも海の中を進んだ。どんどん深くなる。下半身海につかった。
 「あ、冷たくなった」
 と、める。下の方の海水がひんやりした。また風が吹いていて、涼しかった。
 「だろう」
 と、蓮。
 「涼しいね」
 と、めるがいった。
 「うん」
 と、蓮。
 めるは沖から吹いてくる風を感じた。蓮は先を進んだ。
 「涼しい」
 と、蓮。