それから1ヶ月が過ぎ 2ヶ月・3ヶ月と経った。 その間に、進路がきまり、一歩一歩私達は将来へと進んでいった。 雪が降り、少し暖かくなった頃 卒業の時期がきてしまった。 それまでの思い出がまるで走馬灯のように頭に蘇って、涙を誘う。 悲しい思い 苦しい思い 楽しかった思い 幸せな思い それ全てが大切で かけがえのないもの そう、和紀との思い出だって…――