辺りはいつの間にか暗くなってきた。

周りを見れば、カップルばっかり。


私達がいるのは、ツリーのイルミネーションの場


キラキラ輝いて、それはまるで宝石みたい。目が離せなくなる。


「綺麗だね。」

「…あぁ、」


ねぇ、最後だね…

私達今日でおしまいだね…?


私は和紀の腕を掴む力を強めた。