「へぇ、一気に女の顔?ミミちゃん、えっちぃ~」

「え!み、見ないでください……っ」

「……」


今さら気づいた。
確かに今、顔が真っ赤だ。
自分で引くくらい、一瞬で真っ赤になってる。
咲人さんと、この先を……って想像しただけで。


(これじゃ〝ヘンタイ〟って言われても、何も言い返せないよ!)


せめて赤面顔だけでも隠したくて、顔を倒して飛鷹さんに見られないようにする。すると「は~」と、重いため息が降った。


「頭はキレるのに、どーしてコッチの事には無頓着なワケ?」

「へ?」

「ミミちゃんさぁ、無意識かもしんないけど。

今、俺を煽ったな?」

「!」


断じて違う。
そんなことあるワケない!
っていうか煽るってなに――⁉

なんて。
言い訳しても、後の祭り。

どうやら本当にスイッチが入ったらしい飛鷹さんは、スカートの中に手を入れる。楽しそうに「そーれ」って言いながら、勢いよくまくった。