(飛鷹さん、やっぱりいつもと様子が違う。だって飛鷹さんが私にするアプローチって遊びでしょ?それなのに、どうして必死なの?)


いつもの飛鷹さんに思えなくて、動揺しちゃう。

どこか本気に見えるのは、飛鷹さんのお腹が満たされて目に生気が宿ったから?なんて。そんなバカなことを考えたりした。

でも、やっぱりそんな事あるわけないって。
飛鷹さんが私のことを好きなはずないって。

突っぱねようとした、その時だった。


「さっきベンキョーの心配いらんって言ったじゃん?あれって、ミミちゃんのお役目が終わるからだぞ」

「お役目が、終わる……?」


私は、飛鷹さんが最期を迎える日まで、ココで飛鷹さんを監視するのがお役目。

そのお役目が終わる?
え、でも期間は一週間って、


「ちょっと色々ゴタついてな、早まったのよ。

明日。俺とミミちゃんはサヨナラだ」

「え……」


つまり、それは……
飛鷹さんが、明日死ぬってこと?