「へへ、咲人さん……」

「……は~~~~」


ふかーいため息を出した後、頭をボリボリ。


「やりにくいなー〝身内〟ってヤツはよ」


一線交えて腹が減った。何かないかとビニール袋を漁ると、ちょうど「ツナマヨ味」の握りがあった。

ツナ、またの名を、まぐろ。


「……あほくさ。サッサと食って、サッサと片付けよ」


視界の端に見える両足。食っている間、どうやって処理しようかと回らない頭で考えた。

ネコが起きねぇ内に、キレイにしとくか。



*飛鷹 周*end