「あー…うん。ちょっと、体調悪くて…。」


颯介君とは違って、嘘ばっかな私。


あーもう…自分が嫌になる…。


「え、大丈夫…?茉美は?」


「茉美ちゃんは、今日塾だから…部活来てないの。」


少し考えてる颯介君。


頭を傾げる私に、颯介君が閃いた顔でこちらを見る。


「一緒帰る?今日、ミーティングだからバスケ部終わるの早いし。」