校門を出る少し手前のところまで来ていた時。


「小南ちゃん?どーしたの?」


体育館から、大声でこっちを見ていた人。


その人は、私がさっき見ていた人。


颯介君だった。



こっちに近付いてくる。


「あ…お疲れ様。颯介君…。」


「小南ちゃんもお疲れ様。ソフテニ部まだしてるみたいだけど、帰るの?」