「サーブレシーブ始めるよー!Aチームは、サーブして、彩芽のBチームはレシーブお願いねー!」


部長の声が高らかに聞こえる。


こんな暑いのに…よくやるよ…。本当に。


「どした?彩芽?なんか気だるげだね。
前は誰よりもやる気満々だったのに…。」


不思議そうに見つめてくる、Aチームの茜ちゃん。


「もしかして、この間の部内戦気にしてる?」


茜ちゃんの言葉が、胸にズキズキくる。


本当の事だから。