それは、学校で唯一のモテモテの瑞樹先輩だった。
「え、瑞樹先輩ですか?」
そう言うと瑞樹先輩は
「え、俺のこと知ってくれてるの?」
はい!と答えると
「おれもはるかさんのこと知ってるよ」
えっ、嘘でしょ
「前から気になってた」
え、嬉しい。憧れの瑞樹先輩にそう言ってくれるなんて。
「だから、
俺と付き合ってくれませんか」