あの夏から数年。 高校生だった自分に「あの頃は若かった。」と言える程、私は大人の階段を登っていた。 大学を出て定職についた私は、世の会社から持ち寄せられたホームページ等のレイアウトをする仕事に就いていた。 しかし数年前に振られたあの日から1度も好きになれた人はいなかった。