しかし快晴なのは気持ちの良いことなのだが、花火大会があるくらいの良い夏の時期だ。
外はジリジリと蒸しあがっている。

私は覚悟を決めて自転車のサドルに跨る。
それは太陽の下に置いてあったせいで、火傷するほどに熱かった。
学生の頃だったら太もも火傷してたな、
ズボンの存在に感謝しながら一気にペダルを漕ぎ出す。