「改めてだけど、今日はよろしくお願いします」


「よ、よろしくお願いします!!」


突然の改まった挨拶に難く不躾な挨拶を投げてしまう。
そんな私を無視するように彼は淡々と仕事の話を進めていく。
そうだ、まずは会社の為にもこのデザインを気に入ってもらわなくてはならない。動揺してる場合ではないのだ。

先程まで拍子抜けしていた体に喝を入れ彼の話に耳を傾けながら作ったレイアウトの説明を始める。