僕が、彼女の人生を奪った、、、?

僕は人の幸せのために看護師になろうとおもった。

だけど、その願望はただの自己満足だった。


苦しくて、辛くて、僕の目からも涙が溢れた。




今でも娘を失ったお父さんの顔が頭から離れない。

僕は、なんのために看護師をしていたのだろうか。

僕はなんのために生きているのだろうか。


ーそっか、生きている意味がないのであれば消えればいいんだー





ヒュー……

冷たい風と涙が僕の頬を撫でる。

僕はその風と悲しみに吸い寄せられるように高く舞った。