青天の霹靂
ハミルから恋を告げられるとは思わなかった

・・・

ハミルが運転するタクシーに乗ったのは
4年前だった

名古屋駅から昭和区の自宅まで飛ばす県道60号線
友人との飲み会で酒に呑まれていたチナナを介抱したのが
ドライバーのハミルだった

有事の際にと残されたハミルの連絡先に
後日礼の電話をした
なんとなく会話が弾んだ
それからメッセージのやり取りをする関係になった
皆にハミルを紹介したのもチナナだった

・・・・

少し軽薄だったか

恋の相手としては意識してなかったのに、
前の恋心が終わりに近づいていたし。

ハミルの真剣な表情や想いを告げる
たどたどしさ、が嬉しかった
しどろもどろ、が本当に愛おしかった

直ぐ、交際を決めた

少し軽薄だったかな



喜色満面
ハミルを幸福感が包んだ
想いを寄せた女性との交際が叶ったし、
しっかりと自分の想いを告げた

目を逸らさなかったし、
緊張にやられ言葉が詰まったが、
俺はちゃんとできたよ

うん、そうだよ

不可思議にも

きちんと、男の役目を果たしたこと
告白が成功したことよりも

ちがうよ

🤱4+2=だいすきママ🤱だよ

まま

七文字を唄ったよ



#ハミル
#チナナ
#ミステリH