骨折してしまったことでのショックでどうしても気分が乗らない

…少しこの病院の屋上によって行こ

少しでも気分転換になるかな、なんて


屋上につくと、大きい木の下にあるベンチに座っている男の子の姿があった、どうやら先客がいたらしい

なんというか綺麗……

年齢は同じくらいだろうか…





するとこっちに気づいたのか、いきなりその男の子に声を掛けられた、

「君見ない子だね?」

「あぁ!私はここに入院してる訳じゃなくて、骨折しただけだから…」

「そうなんだ!だから見た事ない子だったんだね〜」

にこっと笑顔で笑う男の子、服などからしてこの子は多分入院しているのだろう…

「僕はね、如月(きさらぎ) (みなと)って言うの君は?」

「あっ私は佐倉(さくら)らんだよ」

「らんちゃんかぁ!」