2人で公園のベンチにまで行き、翡翠くんは、話を始めた
「まぁ後悔ってのはな…俺みたいにならないで欲しいというか……」


「翡翠くんみたいに?」

「…あぁ…俺幼なじみのお見舞いで通ってるっていったろ?」

「うん」

「小学生からずっと通ってた、、
でさその関係で小6の時友達との関係も悪くなっていったんだ、いつも学校終わったらすぐ帰ってたしな…
でもその日もお見舞いに行った…幼馴染は元気そうにしてた、だから俺八つ当たりしてしまったんだよ…なんでお前のとこに毎日来なきゃいけねーのかって、、なんでお前のせいで嫌われなきゃいけないのかって……そん時幼なじみはすごく悲しそうな顔してたでも俺は病室を飛び出して帰ったんだ……それから俺は友達に嫌われたくない一心で毎日友達と遊ぶようになった…そして2、3週間ぐらい過ぎた頃母さんから、幼なじみの病気が悪化してもう一週間目が覚めてないって聞いたんだ……それを聞いて俺は急いで病室に向かったでもそこにはいつもみたいに笑ってる幼なじみはいなくて…その代わり点滴繋がって顔色も良くない幼なじみがいたんだ……そこからすっごく後悔した、なんで八つ当たりしたんだろとかお見舞い行けばよかったとか……俺幼なじみのこと好きだったんだなとか、でももう遅くて…それから通うようにしてるけど…目覚めてないんだ…」


「そうだったんだ……」

翡翠くんも相当辛い思いをしてきたんだろう……私には分からないくらい……だからこの前も送ってくれたり、お見舞いに毎日通ったり……優しいのかな

「だから後悔はするな、!
自分の意見を言った方がいい、それを否定する友達は偽物なんだよ…俺はホントの友達でいるからさ!それに佐倉は好きの気持ちも気づいてないフリしてるだろ?」


「うん……」

翡翠くんの言葉は私に深く刺さった気がした…
そうだよね…みんなに合わせてばっかりじゃつまんないし変われないよね…

本当はずっと前から気づいちゃってんだよね

ただ怖かったんだでもホントの友達がいる…

「私!湊くんのとこ行ってくる!!!」

「おう!!」

走り出そうとしたその時…