──魔法大国として名高いアンダルイド王国。
そのアンダルイドが諸国に誇る自然魔法専門の教育機関、王立魔法高等学院が見えてきた。
マルティーナは、馬車の中からガラス越しにその敷地が近づいてくるのを眺めた。
鉄柵に囲われた向こう側は、背の高い立派な樹木が生い茂っている。
そのせいで視界が遮られるものの、かろうじてその上部から石造りの建物が何棟も突き出ているのが見えた。
マルティーナは、留学生のために設けられた特別枠で入学が認められた。
それ故、入学試験を受けておらず、学院を目にするのはこれが初めてだ。
(なんて広大な敷地……)
ルーボンヌ神国には、これほどの規模の教育機関はまずない。
断言してもいい。
正門の周辺には、何台かの馬車が停車している。
マルティーナを乗せた馬車も、正門に近づくにつれて緩やかに速度を落としていき、ついに停止した。
そのアンダルイドが諸国に誇る自然魔法専門の教育機関、王立魔法高等学院が見えてきた。
マルティーナは、馬車の中からガラス越しにその敷地が近づいてくるのを眺めた。
鉄柵に囲われた向こう側は、背の高い立派な樹木が生い茂っている。
そのせいで視界が遮られるものの、かろうじてその上部から石造りの建物が何棟も突き出ているのが見えた。
マルティーナは、留学生のために設けられた特別枠で入学が認められた。
それ故、入学試験を受けておらず、学院を目にするのはこれが初めてだ。
(なんて広大な敷地……)
ルーボンヌ神国には、これほどの規模の教育機関はまずない。
断言してもいい。
正門の周辺には、何台かの馬車が停車している。
マルティーナを乗せた馬車も、正門に近づくにつれて緩やかに速度を落としていき、ついに停止した。