彼女は誰だ? 何者だ? 俺の身体を通り抜けた、あれはなんだったんだ? 人混みなんてもろともせずに、全速力で、何故かもと来た道を走った。 「あれ、あまっちゃん!?どこいくの!?」 「おい雄大!!」 背中から声が聞こえたが、そんなの気にも止まらなかった。 彼女を知りたい。ただそれだけの思いで、足の動きが止まらない。 キミは一体、何者なんだ。