―それから数日後─

若い男と約束をした日から数日たったある日村に久々の雨が降り始めた。

そして、伝染病も不思議と減っていき若い男が言っていた村に平和な時間が戻ってき た。

村長はお礼を伝えたくて若い男を村人と共に数日探したが・・・・・結局若い男は見つから なかった。

村長「彼に、お礼を伝えたかった。」

その時、ふと若い男が言っていた神社を思い出した。

その神社は村ではキツネ神社と呼ばれていてその名の通りキツネ様が祀られていると 言われている。

昔読んだ書物にも、キツネ神社のことについて詳しく記されてありその中にはこんな 話もあった。

かなり昔の話、この村に災害が起こり多くの人が亡くなった。