「ねぇ、恵美。今度の日曜日に達也君達と海に行く予定なんだけど、恵美も一緒に行かない?」

佳代が海に誘ってくれた。
メンバーを聞くと田中くんの名前もあり少し気まずいが、あの告白の日以来、田中くんは普通に接してくれている。
友達として仲直りのチャンスでもある。

「うん。行きたい。でもお母さんに聞いてみるね。」




その日家に帰ると、私は一番にお母さんに声を掛けた。

「お母さん、ただいま。あのね---------------」

私はお母さんに、佳代達と今度の日曜日に海に行きたいと伝えた。
何を言われるか、少し恐かったがお母さんは微笑んで応えてくれたのだった。

「まぁ、海なんて楽しそうじゃない。もちろん行ってきていいわよ。でも遅くならないように気を付けてね…」

お母さんは笑顔で承諾してくれた。
その翌日には、なんと新しい水着もプレゼントしてくれた。
家の若いメイドに頼んで、今話題のお店で可愛い水着を選んでくれたようだ。
その水着には、水玉の柄のミニスカートが別に付いていてとても可愛い。
丈の短いTシャツにミニスカートが付いているようなデザインで大満足だ。

お母さんにはとても感謝しかない。