それからも仕事をこなしながらも、
菖蒲とご飯に行ったり、
リンパマッサージに行ったりしながら
週末の朝はランニングして体を
整えていた。
別荘でまたツーリングするって
言ってたし、前回より少し時期が
ズレてるから、景色もまた違うはず。
筒井さんとまた早起きして
ランニングできるかな‥‥
山の空気を肺いっぱいに吸い込んで
走る気持ちよさを知ってしまったから
また始めたランニング。
都内は空気が決して綺麗とは言えない
し、車の騒音、排気ガス、人とぶつから
ないように気を使って走るストレスも
ある。
ジムも本格的に視野に入れて
考えようかな‥‥
1時間ほどのランニングを終えてから
シャワーを浴びてストレッチを
しているとスマホが着信を知らせ
慌てて画面を見た。
ツッ‥筒井さんだ!!
「もしもし‥おはようございます。
あっ‥‥こんばんはですね。」
今が朝の7時ということは、
フランスは夜中の11時くらいだろうか
そんな遅くに電話なんてくださって
疲れてないのか心配になる反面
嬉しくてたまらない‥
『(フッ‥‥。おはようでいい。
起きてたか?)』
「はい、早朝ランニングに行って
シャワー浴びてストレッチを
してました。筒井さんは今日
お仕事でしたよね?
1日お疲れ様です。」
『(ありがとう。来週帰国したら
帰りにお前の家に一度
寄ってもいいか?)』
「わたしの家ですか?
‥‥構いませんが疲れませんか?」
時差は長時間のフライトで、
体はかなり疲れてるからそのまま
帰宅された方がいいと思う‥‥
すごく会いたいけど、これから毎日
会える事を考えると我儘は言えない。
『(お前に心配されるようじゃ
俺もダメだな‥‥帰りに少しだけ
顔を見たいから許せ。)』
ドクン
顔が見たいだなんて‥‥
そんなこと言われたら断れないよ‥
耳に届く甘い台詞に、
顔が熱く火照ってしまう。
「私も‥‥筒井さんに会いたいです。」
心臓がドクドクとうるさい中、
勇気を振り絞って伝えると、
自分で言ったその言葉にさえ
また羞恥心が増してソファに顔を埋めた
『(‥‥それは行かないとな。
帰りは夕方くらいになる予定だから
また空港を出る頃に連絡する。)』
「‥‥はい。気をつけて帰ってきて
ください。」
『(ああ、それじゃ。)』
いつまでも消えてほしくない
筒井さんの心地のいい声を思い出し
瞳を閉じてそのまま寝てしまいたくなる
夕方くらいって言ってたから
簡単なご飯でも作ろうかな‥
戻られて疲れてるだろうし、
すぐ食べられそうな物を作って
そのまま次の日も食べられるように
タッパーに入れようかな‥
好きな人のことだと、
こんなにも色々考えが浮かぶことが
不思議で仕方ない。
筒井さん‥‥
早く会いたいです‥‥
菖蒲とご飯に行ったり、
リンパマッサージに行ったりしながら
週末の朝はランニングして体を
整えていた。
別荘でまたツーリングするって
言ってたし、前回より少し時期が
ズレてるから、景色もまた違うはず。
筒井さんとまた早起きして
ランニングできるかな‥‥
山の空気を肺いっぱいに吸い込んで
走る気持ちよさを知ってしまったから
また始めたランニング。
都内は空気が決して綺麗とは言えない
し、車の騒音、排気ガス、人とぶつから
ないように気を使って走るストレスも
ある。
ジムも本格的に視野に入れて
考えようかな‥‥
1時間ほどのランニングを終えてから
シャワーを浴びてストレッチを
しているとスマホが着信を知らせ
慌てて画面を見た。
ツッ‥筒井さんだ!!
「もしもし‥おはようございます。
あっ‥‥こんばんはですね。」
今が朝の7時ということは、
フランスは夜中の11時くらいだろうか
そんな遅くに電話なんてくださって
疲れてないのか心配になる反面
嬉しくてたまらない‥
『(フッ‥‥。おはようでいい。
起きてたか?)』
「はい、早朝ランニングに行って
シャワー浴びてストレッチを
してました。筒井さんは今日
お仕事でしたよね?
1日お疲れ様です。」
『(ありがとう。来週帰国したら
帰りにお前の家に一度
寄ってもいいか?)』
「わたしの家ですか?
‥‥構いませんが疲れませんか?」
時差は長時間のフライトで、
体はかなり疲れてるからそのまま
帰宅された方がいいと思う‥‥
すごく会いたいけど、これから毎日
会える事を考えると我儘は言えない。
『(お前に心配されるようじゃ
俺もダメだな‥‥帰りに少しだけ
顔を見たいから許せ。)』
ドクン
顔が見たいだなんて‥‥
そんなこと言われたら断れないよ‥
耳に届く甘い台詞に、
顔が熱く火照ってしまう。
「私も‥‥筒井さんに会いたいです。」
心臓がドクドクとうるさい中、
勇気を振り絞って伝えると、
自分で言ったその言葉にさえ
また羞恥心が増してソファに顔を埋めた
『(‥‥それは行かないとな。
帰りは夕方くらいになる予定だから
また空港を出る頃に連絡する。)』
「‥‥はい。気をつけて帰ってきて
ください。」
『(ああ、それじゃ。)』
いつまでも消えてほしくない
筒井さんの心地のいい声を思い出し
瞳を閉じてそのまま寝てしまいたくなる
夕方くらいって言ってたから
簡単なご飯でも作ろうかな‥
戻られて疲れてるだろうし、
すぐ食べられそうな物を作って
そのまま次の日も食べられるように
タッパーに入れようかな‥
好きな人のことだと、
こんなにも色々考えが浮かぶことが
不思議で仕方ない。
筒井さん‥‥
早く会いたいです‥‥