「筒井さんの‥‥声聞けたから
もう大丈夫です。」
『(フッ‥‥‥‥。
それが一番不安だな‥‥。)』
「ほんとです。‥‥会えなくても
そばにいなくても声が聞けるだけで
その‥‥‥嬉しくて‥‥‥。
伊野尾さんも付き添って家まで
送って下さいましたし、蓮見さんも
いますから平気です。」
『(翔吾が?)』
あの女性のことが不安じゃないと
言ったら嘘になるけど、今は何故か
さっきよりは安心できている
「はい、伊野尾さんが庇って
くださいましたから。」
『‥‥‥‥』
ん?
電波が悪いのかな‥‥‥。
耳元からスマホを離して確認するも
ちゃんと通話中のままだ。
「筒井さん?」
『(ん‥‥‥‥聞こえてる。今日は
ゆっくり休め。明日も仕事だろ?
また連絡するから。)』
「はい‥‥ありがとうございます。」
通話終了ボタンを押すのも寂しいけど、
国際電話料金が高いし申し訳ないから、
また私から次はかけようと思った。
嬉しかったけど泣きすぎた‥‥
こんな顔のまま寝てしまったら、
明日仕事に差し支える。
もう一度水で洗顔してからパックで
しっかり冷やしてからスキンケアを
行い、その日は早めに眠ることにした。
「おはようございます。」
『おはよう井崎さん!
今日休んでも良かったのに平気?』
早めに出社してから着替えて総務課に
向かうと、入り口で古平さんにちょうど
会うことが出来て昨日のお礼を伝えた
「平気です。体も元気ですし、
蓮見さんのおかげで心まで
ケアして頂けたの‥ウワッ!」
『ん?俺がなぁに?霞ちゃん。』
バックハグを後ろからされると
驚いて思わず声が出てしまう
『蓮見さん、やめてあげてください。
彼女モテるんですからね?』
古平さん!
早く剥がしてくださいってば!!
どっしりとした重みが剥がれると、
満面の笑みで私の顔を見てきた
蓮見さんに頭を下げた。
「昨日はご迷惑をおかけしてすみません
でした。あと‥‥‥その‥あのあと
筒井さんから連絡が来たので‥その
ありがとうございます。」
『んー?あーあ俺ってなんでこんな
脇役ばかり‥‥こだちゃんも
そう思うでだろ?』
筒井さんのことを思い出したら
顔が熱く赤くなってしまい、慌てて
両手でパタパタと仰ぐ
もう大丈夫です。」
『(フッ‥‥‥‥。
それが一番不安だな‥‥。)』
「ほんとです。‥‥会えなくても
そばにいなくても声が聞けるだけで
その‥‥‥嬉しくて‥‥‥。
伊野尾さんも付き添って家まで
送って下さいましたし、蓮見さんも
いますから平気です。」
『(翔吾が?)』
あの女性のことが不安じゃないと
言ったら嘘になるけど、今は何故か
さっきよりは安心できている
「はい、伊野尾さんが庇って
くださいましたから。」
『‥‥‥‥』
ん?
電波が悪いのかな‥‥‥。
耳元からスマホを離して確認するも
ちゃんと通話中のままだ。
「筒井さん?」
『(ん‥‥‥‥聞こえてる。今日は
ゆっくり休め。明日も仕事だろ?
また連絡するから。)』
「はい‥‥ありがとうございます。」
通話終了ボタンを押すのも寂しいけど、
国際電話料金が高いし申し訳ないから、
また私から次はかけようと思った。
嬉しかったけど泣きすぎた‥‥
こんな顔のまま寝てしまったら、
明日仕事に差し支える。
もう一度水で洗顔してからパックで
しっかり冷やしてからスキンケアを
行い、その日は早めに眠ることにした。
「おはようございます。」
『おはよう井崎さん!
今日休んでも良かったのに平気?』
早めに出社してから着替えて総務課に
向かうと、入り口で古平さんにちょうど
会うことが出来て昨日のお礼を伝えた
「平気です。体も元気ですし、
蓮見さんのおかげで心まで
ケアして頂けたの‥ウワッ!」
『ん?俺がなぁに?霞ちゃん。』
バックハグを後ろからされると
驚いて思わず声が出てしまう
『蓮見さん、やめてあげてください。
彼女モテるんですからね?』
古平さん!
早く剥がしてくださいってば!!
どっしりとした重みが剥がれると、
満面の笑みで私の顔を見てきた
蓮見さんに頭を下げた。
「昨日はご迷惑をおかけしてすみません
でした。あと‥‥‥その‥あのあと
筒井さんから連絡が来たので‥その
ありがとうございます。」
『んー?あーあ俺ってなんでこんな
脇役ばかり‥‥こだちゃんも
そう思うでだろ?』
筒井さんのことを思い出したら
顔が熱く赤くなってしまい、慌てて
両手でパタパタと仰ぐ