「さすがにもらえないよ。」


「遠慮すんな。」


「いいの、、、?」


「特別な。」


特別なんて言ってきたものだからなんかそれはそれで断りずらい。


それならいただいちゃおうかな。


「じゃ、じゃあいただきます。」


パクッといちごを口に入れるといちご特有の甘みで口の中がいっぱいになる。


「おいしぃーーー。」


ほっぺたが落っこちそう。


勉強終わりだからか普段食べるいちごよりも何倍も何倍も美味しく感じる。


糸瀬くんは私がおいしすぎると言いながら食べる様子を見て満足そうだった。


「美味しかったありがとう。」


少しだけパフェを貰って、糸瀬くんに返す。


糸瀬くんは


「ん。」


とだけ言って、またパフェを食べ始めた。