「さっきのやつにもうひと手間足して、こっちのグラフ使ってみろ。」


「あっ!」


彼がヒントをくれた事で、パッとひらめいてそこからは計算して求めるだけだと分かった。


難しいと思ったけどこれさえ気づければ簡単だ。


でも、1人だったらこのグラフの見方に気づけなかったと思うからただただ糸瀬くんに感謝だね。


ほんとに糸瀬くんって天才だとおもう。


おかげで計算したらすぐに解くことができた。



「解けた!!」


嬉しくて口に出てしまう。


「良かったな。」


糸瀬くんは相変わらずスイーツをスプーンですくいながら言ってきた。


なんかすごい幸せそうな顔。


ほんとにスイーツ好きなんだなー。


そんなこんなで、やっているうちに問題集を解き終わった。


こんなに早く解き終わるなんて思ってもみなかったよ。


丸つけ丸つけ〜。


どれくらい合ってるかなーと若干の期待をこめつつ、赤ペンを持って答えと見比べてみる。


「おぉ〜!」


丸つけしてみると、ほとんど丸がついて自分でもびっくりしてしまう。