「で、あんたは?」


急に話題をふられてびっくりする。


「なんで日直の仕事してんの。」


「ちょっと頼まれちゃってさ。」


「あー今日日直だったあの髪くるくるしてる人に?」


「そう、それが西宮結華ちゃんだよ。」


ちょうどいいタイミングで紹介できた。


糸瀬くんは顔と名前が一致したみたい。


「仲良かったっけ。」


「まあまあ、、かな?」


たしかに、結華ちゃんとはそこまで仲良くない。


そもそも、グループが違うし。


けど、不審に思われないようにまあまあと答えておいた。


「あっそ。」


と糸瀬くんは興味の欠けらも無さそうな返事をする。


まあ、女子に興味ないんなら女子の人間関係とかもっと興味ないはず。


他愛もない会話をしていたらもうそこに職員室はあった。


職員室に入るとすぐに担任の先生を見つけたので先に日直日誌を担任の先生に渡す。