ノートと日直日誌を持って教室を出る。
よろけたら終わるとさすがのバカの私でも分かっていたのでゆっくりと慎重に廊下を進んだ。
廊下にもほぼ生徒はいなくてすれ違うこともなかった。
今日は補習もないからみんな帰ったんだろうな。
私もこの仕事が終わったらすぐ帰ろうと思っていたところだった。
少ししたところでの角。
人が少ないからと油断していた自分がバカだと気付かされる。
「ドンッ!!」
と誰かに盛大にぶつかってしまった。
「ごめんなさいっ!」
反射で頭を下げる。
ちょっと気をゆるめたのがミスだった。
「うける。」
ぶつかった相手を見上げると綺麗に染まった金と、耳のピアスが目に入る。
「糸瀬くん!?」
そこには笑う糸瀬くんの姿があった。
な、なんでここに。
「なにこの少女漫画展開。」
糸瀬くんはそれだけいうと床に散らばったノートを拾い始めた。
私も拾わなきゃ。
よろけたら終わるとさすがのバカの私でも分かっていたのでゆっくりと慎重に廊下を進んだ。
廊下にもほぼ生徒はいなくてすれ違うこともなかった。
今日は補習もないからみんな帰ったんだろうな。
私もこの仕事が終わったらすぐ帰ろうと思っていたところだった。
少ししたところでの角。
人が少ないからと油断していた自分がバカだと気付かされる。
「ドンッ!!」
と誰かに盛大にぶつかってしまった。
「ごめんなさいっ!」
反射で頭を下げる。
ちょっと気をゆるめたのがミスだった。
「うける。」
ぶつかった相手を見上げると綺麗に染まった金と、耳のピアスが目に入る。
「糸瀬くん!?」
そこには笑う糸瀬くんの姿があった。
な、なんでここに。
「なにこの少女漫画展開。」
糸瀬くんはそれだけいうと床に散らばったノートを拾い始めた。
私も拾わなきゃ。