こんなときまで私を手伝おうとしてくれるなんてほんと頼りになる親友だ。


「また明日〜。」


「まじごめん。バイバイ。」


沙奈ちゃんが見えなくなると私は早速頼まれた仕事に手を付け始めた。


頼まれた仕事は集めたノートを職員室に持ってくのと、日直日誌を書くこと。


どうせ日直日誌も書き終わったら担任の先生に渡さなきゃだから職員室に行くことになる。


だから先に日直日誌から書き始めようと思ってシャーペンを取りだした。


地味に日直日誌を書くのはめんどくさい。


用事が迫ってる日に日直だと結構絶望してしまう。



日直日誌を書きながらなんで結華ちゃんは私に頼んだのかなと疑問に思った。


別に私以外に頼む友達がいないわけじゃなさそうだし。


やっぱりたまたまそこに私がいたから、なのかな。


それならいいな。


もし、さっき沙奈ちゃんが言ってたみたいに「利用されてる」だったらなんか悲しい。